巨人の星、あしたのジョー、タイガーマスク…梶原一騎作品の切手セットが登場

アニメと劇画の架空のレスラー、タイガーマスクが、現実に出現した!ルチャ・リーブレを思わせる4次元的な動き。空手やムエタイを彷彿させるキック。そして何より、本当に強い!彼はいったい何者なのか?スポーツ記者たちが、タイガーマスクの正体を追う。

プロレスの神様、カール・ゴッチ登場!ドイツのハンブルグに生まれ、ボンの経済専門学校に入るとアマ・レスリング部に入部。めきめき頭角を現し、ドイツ・アマレスチャンピオンを獲得した。そしてなおも、人間に望める最強の力を得るために、ロンドンにあるビリー・ライレージム、通称『蛇の穴』で修行する!本物の強さを追い求め、日本の多くのプロレスラーにも多大な影響を与えた。現在の総合格闘技ブームの礎を築いた男の半生記。

パリのプロレス界に現れた超弩級のモンスター、アンドレ・ザ・ジャイアント!フランス・カンタブリカ山中で樵をしていた。プロレスにスカウトされ、モンスター・ロシモフの名でデビューすると、瞬く間にパリのプロレス界を席巻。強過ぎて相手がいない悲劇に見舞われた。超巨体ゆえの栄光と悲劇…

世界最強タッグ決定戦で、ブッチャー・シーク組との死闘を制し、人気爆発したファンクス。反則にもあくまで正々堂々と対抗するそのファイト・スタイルは、ドリーやテリーの父、“テキサスの荒馬”ことドリー・ファンク・シニアに根ざしていた。『俺の二の舞にはなるな!』そう言った父の悲劇が、正統派レスラーとしてのファンクスを支えている。

悪役レスラーとして、絶大な人気を誇ったアブドラ・ザ・ブッチャー。売れなかった時代のザ・シークとの因縁。カンフーを学び、必殺の地獄突きを身につけて人気レスラーになり、再婚して幸せな家族を得た。

ブレーキの壊れたダンプカー!オクラホマのバッド・ボーイ(悪童)として名を馳せたハンセンは、高校に入ると誰からも文句を言われずに喧嘩できる道を選んだ。アマレスとフットボールである。そして高校を卒業すると、自らプロレスのプロモーターに売り込みに行った。しかし腕力だけではなかなか人気レスラーになれず、下積み生活が続く。転機は、力道山の空手チョップからヒントを得た、ウエスタンラリアットを完成させたことだった。この恐怖の首折り技が、アメリカ・マットばかりか日本をも席巻する!

神秘的なほど凄いインドのレスリング。グレート・ガマからシンの一族まで、インド独特の猛練習で鍛えられ、元祖グレート・ガマはワニと戦い、ダラ・シンは水牛と戦った記録がある。しかしその正統的なレスリングに収まりきらなかった男、オマー・シンが、後のタイガー・J・シンであった。インドを追われるようにアメリカに渡った彼は、まずヒンズー・ハリケーンと名乗り、オールKOオール反則負けの狂乱ぶりで暴れまくった…。

千の顔を持つ男。仮面貴族とも呼ばれ、華麗な空中殺法でファンを魅了するが、その実力も超一級である。NWA世界ヘビー級王者のハリー・レイスとの対戦成績が、1勝2分けであることがそれを証明している。メキシコの荒野で育ったマスカラスは、どのような過去を持っているのか?

ダスティ・ローデスを破って、第62代NWAチャンピオンについたリック・フレアーは、テネシー州で生まれ、高校アマレスの州チャンピオンになると、バーン・ガニアのもとでプロレス修行に励むが、彼には大きな欠点があった…。

昭和6年、栃木県真岡。日本拳闘倶楽部の創立者・渡辺勇次郎がボクシング興行で訪れたとき、飛び入りでプロ・ボクサーの花井に挑み、もう少しで勝ちかけた少年がいた。真岡中学柔道部主将・堀口恒男である。早稲田大学に進んだ堀口は、その大器を見込んだ渡辺に歓迎されて日本拳闘倶楽部に入門した。防御を無視しひたすら打ちまくる独自のスタイルに徹した堀口は、日仏拳闘戦の日本選抜戦に出場。その戦いぶりに『ピストン』と冠された。決勝に進出した堀口は、大先輩で『ノックアウト・アーティスト』と呼ばれた中村金雄と対戦し、勝つ。そして日仏決戦へ!梶原一騎の処女作にして遺作となった巨編。梶原ワールドの原点を見よ!!