「空っぽのやつでいっぱい」のアボガド6、クローンとロボットめぐるSF新作発売

「空っぽのやつでいっぱい」などで知られるアボガド6の単行本「やさしさいっぱいの土の上で」が、本日8月30日に発売された。

「やさしさいっぱいの土の上で」は、クローン人間とロボットをめぐる本格SF。ロボットに育てられた男・八津は死の病に侵され、自分のクローンを大量に残してコールドスリープにつく。彼と一緒に育った科学者の女性・ななちゃんは治療法が見つかるまでクローンたちと研究を続け、数十年後に八津の病気を治すことに成功する。しかし八津が眠っている間に世界は戦争で汚染され、同時に兵器を危険視するあまりロボットへの弾圧が始まっていた。滅びへ向かう世界の中で揺れ動く登場キャラクターたちの感情を丁寧に描写する。

(2018/8/30 18:42)