映画「ドラゴンボール超」に野沢雅子が「今までで一番いい」と自信満々

鳥山明原作による映画「ドラゴンボール超(スーパー) ブロリー」のワールドプレミアが、本日11月14日に東京・日本武道館にて開催された。

イベントには孫悟空役の野沢雅子、ベジータ役の堀川りょう、フリーザ役の中尾隆聖、ブロリー役の島田敏、ピッコロ役の古川登志夫、ブルマ役の久川綾、パラガス役の宝亀克寿、主題歌を歌う三浦大知、長峯達也監督が登壇。キャスト陣はレッドカーペットの中央で、それぞれが演じるキャラクターのセリフを披露しながら壇上へと登った。

野沢は武道館でワールドプレミアが行われたことについて、「ただただびっくりしています。すごくうれしい」とコメント。堀川や中尾も同様に「すごくうれしいです」と続け喜びをあらわにする。本作のキーパーソンとなるブロリーを演じる島田は、「戦闘民族・サイヤ人の名に恥じないバトルを、思う存分繰り広げさせていただきました」と挨拶した。

幼い頃から「ドラゴンボール」に触れていたという三浦は、「(セリフを披露しながら登壇する)皆さんの登場の仕方がカッコよすぎて、(舞台裏で)ずっと震えていました。自分はこのまま出ないほうがいいんじゃないかと思っていたくらいです(笑)」と語る。このほか主題歌の「Blizzard」について三浦が、「今作ではサイヤ人のルーツが語られていて、登場人物たちが本当の自分になるために、それぞれの境遇をどう乗り越えていくかという部分が描かれていると思いました。なので『Blizzard』という楽曲は(自分の)内側にある熱いマグマを燃やして、外を覆っている氷を溶かしていくような、強い楽曲を作れたらと考えました」と制作の意図を明かすと、野沢は「私は『びっくり』とばっかり言っちゃいますけど、(できあがったアニメを観る前に)台本だけを読んでここまでぴったりな曲が作られたのにびっくりしました。この曲がなければ、今回の作品はないというくらいです」と楽曲に太鼓判を押す。

長峯監督は本作の制作について「鳥山先生から脚本をもらった脚本をそのままに(生かして)、鳥山ワールドを出せるように作りました」と説明。また2017年に前任の鶴ひろみが死去したことに伴い、ブルマ役を演じることになった久川は、「大好きな鶴さんの築き上げた、大事なブルマを決して汚さないようにという気持ちで演じました」と思いを吐露する。

さらに本作が「ドラゴンボール」シリーズの映画20作目を飾ることについて野沢は、「『20作品もやった?』という感じでびっくりしているんですけど、(本作は)びっくりするくらいにいいです。今まで(の映画の中)で一番いいです!」と観客の期待を煽る。野沢のこの発言を受け堀川も「(『ドラゴンボール』に)バトルは付きものですが、これまでで最高になるんじゃないかな」と続けた。そして最後に会場に集まった5000人の観客とともに、登壇者がかめはめ波のポーズを取りながらフォトセッションを行いイベントは終了した。

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」は12月14日公開。入場者プレゼントとして「劇場版20作記念 フルキャラクターフィルム風ステッカー」とアーケードゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ」で使えるカードがプレゼントされる。

(c)バードスタジオ/集英社 (c)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

(2018/11/14 20:22)

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