磨伸映一郎が、本日3月23日に「Fate/Grand Order」のボードゲーム「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」のステージイベント「Fate/Grand Order Duel AJ特異点」に出演した。これは東京ビッグサイトにて開催中の「AnimeJapan 2019」内のFGOブースにて行われたもの。
「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」を題材としたマンガ「Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件」を、ヤングエース（KADOKAWA）とヤングエースUPにて連載中の磨伸。「一迅社さんで『氷室の天地 Fate/school life』という『Fate/stay night』の桜ルートを一般人視点から見たマンガを10年以上連載していて、今年からKADOKAWAさんで『Fate/Grand Order Duel』をやっています」と自己紹介する。
磨伸とともに登壇した「Fate/Grand Order Duel」のプロデューサー・Duel少年こなかから、お気に入りの「FGO Duel」サーヴァントを尋ねられると、磨伸は「アステリオス」と回答。低コストなうえ、スキルが優秀であることを絶賛し「フィギュアとしても出来がよくてかわいい。デュエルをしない人でも飾り甲斐があります」と明かした。
またDuel少年こなかは、メガネキャラ好きで知られる磨伸のステージを見に来た観客に「皆さん、メガネについて聞きたいのではないかと……」と水を向けると、観客から大きな拍手が。現在ラインナップされている「FGO Duel」のサーヴァント33騎にはメガネキャラがいないことが話題に上ると、磨伸は「まだ、いない」と厳かに口にしたあと、「欲しいものがないなら自分で作ればいい」とサーヴァントのミニフィギュアにメガネを装着する“メガネチューン”を施していると話す。「ミニチュアゲームの醍醐味として、ちょっとした工夫で自分だけの軍団を作れる。フィギュアをパッケージ通りに塗ってもいいんですけど、一部、もしくは全体の色を自分だけの色に塗って、自分の軍団を作ってもいいですし。『FGO Duel』はすでに彩色済みなので、塗りで区別をつけるというよりは物理で加算したほうがいいだろうと。物理で加算するのであれば、シグルドさんの叡知の結晶（メガネ）のように、全員に叡知の結晶を渡してインテリジェンスが爆上がりしている軍団に……」と「渋谷決闘事件」にも描かれていた通り、メガネチューンを施す理由を熱く語った。
現在の「FGO Duel」のシステムについて意見を求められると、磨伸は「忌憚なく答えたほうがいいんでしょうか？ それとも社会性フィルターを通したほうがいい？」と問いかける。Duel少年こなかが「フィルターなしで。受け止めます！」と力強く答えると、磨伸は「では飴と鞭の鞭から」と前置きし、「3種類のスキルカードがランダム封入なのが」と苦言を呈す。「FGO Duel」はブラインドボックスのミニフィギュアを1つ購入すると、コマンドカード5枚とステータスカード1枚に加え、スキルカード全3種類のうち1枚がランダムで同梱されている。「ミニフィギュアがランダムなのはわかるんですが、そこがランダムなうえにそのキャラが持ってるスキルカードもランダムなのは……。ランダムにランダムが重なって、そこがつらいなーと」と考えを述べる。大きく頷く観客も多い中、Duel少年こなかは項垂れていく。“飴”のほうは「ゲームの敷居の低さが素晴らしい。誰でも入門しやすいってことですから。おそらくFGOの大多数のプレイヤーが、アナログゲームのジャンルに関しては門をくぐっていない状況だと思います。簡単にプレイできるのは、『FGO Duel』にとってもアナログゲーム界にとってもプレイ人口の裾野が広がっていくということ」と称えた。
ここで磨伸とDuel少年こなかが「FGO Duel」で勝負。磨伸はメガネチューンに成功したスカサハとマシュ、そしてお気に入りのアステリオスを配置し、Duel少年こなかはマーリン、ニトクリスのアーツカードを多く持つサーヴァント2騎にアーラシュを加えて勝負に挑む。結果は磨伸の采配がことごとく活き、磨伸の圧勝。「（作家仲間である）タスクオーナさんに教えていただいた戦略が活きた感じです。タスクさん、勝ったよ！」とタスクオーナに感謝し、Duel少年こなかは「ゲームの途中から『投了のシステムをつければよかった』と思うくらい、これは無理だなと思い始めましたね……」と敗者の弁を述べた。
そしてDuel少年こなかから「FGO Duel」の最新情報が。5月15日に発売される第6弾のラインナップよりリニューアルが決定し、ミニフィギュアを1つ購入するとスキルカードが3枚封入されるように。磨伸は意見を述べた箇所が早速改善されたことに驚いた様子で「え、マジで!?」「マジ……？」と食い入るようにリニューアルのお知らせが映し出された会場のスクリーンを見つめたあと、Duel少年こなかに拍手を贈った。
