「さらざんまい」は伏線豊富な作品に、村瀬歩が「絶対に後悔させません」と断言

TVアニメ「さらざんまい」のイベントが、東京・東京ビッグサイトで開催されている「AnimeJapan 2019」にて、本日3月24日に行われ、矢逆一稀役の村瀬歩、久慈悠役の内山昂輝、陣内燕太役の堀江瞬が登壇した。

4月から放送される「さらざんまい」は、幾原邦彦が監督を務めるオリジナル作品。トークを展開する前に、まずはアニメ第1話のアバンがお披露目された。キャストは既に全話アフレコを終えているといい、村瀬は「元々幾原監督の作品が好きで、概念や象徴的なものをうまく組み込んで伝えたいテーマを脚色して、コメディにもシリアスにも振れる方なので、どういう映像になるのかなと思っていたんですが、やっぱりすごいですね。この時点でキーポイントがけっこう含まれているので、最終話まで観たあとにこの映像を見ると意味が変わってくると思います」と話す。堀江も「最終話まで録り終えた身としては、ちゃんと伏線が張られていたんだなというのがわかりますね。僕は2秒くらい映っていた、とあるシーンにグッときました」と口を揃えた。

内山は「このアニメ、ヤバいですね!」と興奮気味に切り出し、「完成したものを観ると、監督の頭の中に表現したいビジョンがあって、そこに乗らせてもらったという感じがします。(アフレコは)気持ちいい作業でした」と絶賛した。

続いてキャストから自身が演じるキャラクターについての紹介が行われた。村瀬は「作品のテーマが“つながる”なんですが、一稀はつながりたいのにつながれない、といった矛盾があってヤキモキしている子。3人とも主人公らしいキャラクターなんですが、その中でも心の動きが可視化されやすいですね」と話す。悠について内山が「背景は徐々に語られていくのですが、重いものを抱えた少年ですね」とコメントすると、司会の吉田尚記アナウンサーから「内山さん、重いもの抱えがちですよね」とツッコミが入る。内山はそれに同意しつつ、「中学生という年齢感を無視した感じで演じさせてもらっているのですが、それが彼らしさなのかなと思います」と続けた。

一方燕太は「一番中学生っぽい、年相応のわんぱく感がある」と堀江。「昔一稀とサッカーをやってたんですが、彼がサッカーをやめてしまって、そのつながりを戻したいと思っている子。一番視聴者の方の共感を得られるんじゃないかなと思います」と語った。また「アフレコ現場で、幾原監督が身振り手振りでシーンの説明をしてくれるんですよ。それが面白いんです」と話すと、村瀬も「監督のユーモアをすごく感じるよね。NG集とかに入れてほしい」と同意した。

イベント後半は本作の舞台である浅草に関するクイズコーナーを展開。浅草にはあまり詳しくないという3人が苦戦する一方で、「隅田川の近くで育った」と言う吉田アナウンサーが答えについてさらに詳しく解説する一幕も。最後の挨拶で村瀬は「『これをTVアニメで放送する時代が来るのか』って思うくらい、本当にすごい出来です。ぜひご覧いただきたいと思います。絶対に後悔はさせません」と断言。内山は「今日『まだこれは言わないで』ってNG事項がいろいろあって、まだ隠し玉があるので楽しみにしていてください」と語る。堀江は「毎週展開が怒涛で、台本をいただくたびに戸惑いと驚きと、『これ絶対面白い』っていろんな感情がないまぜになって、アフレコの間は夢見心地で生活していました。ものすごいクオリティになってます」と述べ、さらに第1話を見観たという吉田アナウンサーがその面白さを熱弁してイベントを締めくくった。

TVアニメ「さらざんまい」

放送情報

フジテレビ:2019年4月11日(木)より毎週木曜日24:55~
アニマックスほか各局にて放送

スタッフ

原作:イクニラッパー
監督:幾原邦彦
チーフディレクター:武内宣之
シリーズ構成:幾原邦彦、内海照子
キャラクター原案:ミギー
キャラクターデザイン・総作画監督:石川佳代子
コンセプトデザイン:柴田勝紀、松嶌舞夢
美術監督:藤井綾香(スタジオPablo)
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:MAPPA、ラパントラック

キャスト

矢逆一稀:村瀬歩
久慈悠:内山昂輝
陣内燕太:堀江瞬
ケッピ:諏訪部順一
新星玲央:宮野真守
阿久津真武:細谷佳正
矢逆春河:釘宮理恵
久慈誓:津田健次郎
陣内音寧:伊瀬茉莉也
吾妻サラ:帝子(少女式ヱリス)
ゾンビ:加藤諒

(c)イクニラッパー/シリコマンダーズ

(2019/3/24 15:19)

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