吉村萬壱「流しの下のうーちゃん」が、10月28日に文藝春秋より発売される。
2003年に「ハリガネムシ」で第129回芥川龍之介賞を受賞するなど、これまで小説家として活躍してきた吉村がマンガに挑戦した同作。本編は吉村が27年間続けてきた教員の仕事を辞め、小説家1本で生きていこうと決断するところから始まる。小説を書く時間はたっぷりできたが、惰眠を貪るばかりで執筆が一向に進まない吉村。やがてそんな日常から思考は逃避をはじめ、彼は不思議な異世界へと足を踏み入れていく。
帯には浅野いにおからのコメントも。「面白いのにコメント不能。吉村さんの可愛さ全開。笑っちゃいけないような気もしつつ、ずっと笑いっぱなしでした」と感想が寄せられた。
(2016/10/20 21:37)