第43回講談社漫画賞の受賞作が発表された。少年部門を春場ねぎ「五等分の花嫁」と大今良時「不滅のあなたへ」、少女部門を有賀リエ「パーフェクトワールド」、一般部門をよしながふみ「きのう何食べた?」が、それぞれ受賞した。
「五等分の花嫁」は貧乏高校生の上杉風太郎と、5つ子のヒロインを描くラブコメディ。一方の「不滅のあなたへ」は、何者かによって地上に“球”が投げ入れられたシーンから始まるファンタジーだ。ともに週刊少年マガジン(講談社)にて連載中。
またKiss(講談社)にて連載中の「パーフェクトワールド」は、車椅子生活を送ることになった建築士・鮎川樹が、高校の同級生・川奈つぐみと再会し心を通わせていくさまを描いたラブストーリー。現在TVドラマがオンエア中だ。
そして「きのう何食べた?」は、料理上手で几帳面な倹約家の弁護士・シロさんこと筧史朗と、人当たりのいい美容師・ケンジこと矢吹賢二、同性カップルの日常と食卓を綴った作品。モーニング(講談社)にて連載中で、西島秀俊と内野聖陽がダブル主演を務めるTVドラマが放送されている。さらに今年度は講談社の創業110周年を記念し、弘兼憲史の「島耕作」シリーズと森川ジョージの「はじめの一歩」が、「講談社創業110周年特別賞」を受賞した。
選考委員は赤松健、うえやまとち、大暮維人、加瀬あつし、東村アキコ、森高夕次、大和和紀の7名。受賞者には賞状とブロンズ像、および賞金100万円が贈られる。
(2019/5/10 20:18)