「サザエさん」原画100点や少女時代のスケッチ並ぶ「よりぬき長谷川町子展」

長谷川町子作品の展覧会「サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展」が、10月10日まで東京・板橋区立美術館にて開催されている。

15歳でデビューしてから、72歳で亡くなるまでマンガを描き続けた長谷川の全貌に迫る同展。会場には長谷川が少女時代に使用していたスケッチブックや戦時下で描かれたマンガ、初めての新聞連載マンガに始まり、7000点以上の中から厳選された「サザエさん」の原画100点が並ぶ。さらに「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」、生涯にわたって描いていたという絵本の原画も展示。

そのほか長谷川のイラストから再現した部屋や、マンガを読めるコーナーも用意される。特設のミュージアムショップでは長谷川がデザインした貯金箱や手ぬぐいの復刻版、お茶わん、グラス、ウメボシアメなどのオリジナルグッズを販売。

また同展の開催にあたり、長谷川と同じく朝日新聞にて「地球防衛家のヒトビト」を連載中のしりあがり寿が、4コママンガを描き下ろした。会場では「地球防衛家のヒトビト」のキャラクターと、サザエさん一家が一緒に登場する4コマの原画が展示され、執筆中のしりあがりの手元を映した映像のインスタレーションも展開される。

なお2017年4月29日から5月24日にかけては、名古屋・松坂屋美術館にて巡回展も実施される。

サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展

会期:2016年8月27日(土)~2016年10月10日(月・祝) ※9月19日と10月10日以外の月曜、および9月20日休館
時間:9:30~17:00(最終入館16:30)
会場:板橋区立美術館
料金:一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円 ※土曜日は小中高校生無料

(2016/9/19 10:29)

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