迫力ある筆致で紡がれる人間たちの物語「HUMANITAS」山本亜季のデビュー作

新鋭・山本亜季による単行本「HUMANITAS ヒューマニタス」が、本日10月28日に刊行された。

ビッグコミックスペリオール(小学館)誌上での連載および単行本化を確約する、新人コンペ「ルートNEO」第1回で入選を果たした山本。「HUMANITAS」には、「オセロット」「ユーリ・シルバーマン」「エナ」といった3つのエピソードが収録された。

「オセロット」では15世紀の中央アメリカで、双子の兄弟と殺し合うことを義務付けられた少年・オセロットの数奇な運命、「ユーリ・シルバーマン」では収容所の中でチェスの才能を開花させた男・ユーリ、「エナ」では乗船していた船が嵐に巻き込まれ、極北の地で鯨ハンターのエナという女性に出会った男の物語を展開。それぞれの世界で生きる人間たちの生きざまが、迫力ある筆致で紡がれている。

(2016/10/28 23:14)