荒川弘原作による実写映画「鋼の錬金術師」の公開時期が、2017年12月に決定した。また同作に登場するロイ・マスタングの劇中衣装が、本日12月2日から4日までの期間、千葉県・幕張メッセにて開催される東京コミコンこと「東京コミックコンベンション 2016」にて展示される。
展示される衣装はロイ役のディーン・フジオカが実際に着用したもの。同作の衣装を担当した西原梨恵は「衣装にリアリティを持たせる為、原作のモデルともなった19世紀の産業革命時代の軍服、中世の甲冑などを参考にし、動きやすいフォルムに仕上げた」と語り、フジオカは「文字通り血と汗の滲んだロイ・マスタングの衣装をご覧頂くことで、作品制作にかけるチーム全員のパッションと、映画の世界観を感じていただけたら嬉しいです」とコメントを寄せた。衣装は東京コミコン内ワーナー・ブラザース ジャパンのブースに登場する。
なお展示されるロイの衣装には、彼の象徴とも呼べる手袋が付属していない。すべてのビジュアルがいつ公開されるのか、フジオカがどのように着こなしているのか、続報に期待しておこう。
「鋼の錬金術師」は2001年から2010年にかけて、月刊少年ガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された作品。幼き日に最愛の母親を亡くした国家錬金術師のエドワードと、その弟・アルフォンスの波乱に満ちた冒険と成長を描く。これまでにテレビアニメ化や劇場アニメ化もされた人気作だ。
ディーン・フジオカコメント
東京コミコンへの映画衣装出展、大変嬉しく思います。文字通り血と汗の滲んだロイ・マスタングの衣装をご覧頂くことで、作品制作にかけるチーム全員のパッションと、映画の世界観を感じていただけたら嬉しいです。
曽利文彦監督コメント
東京コミコンへの出展と聞き、本当に光栄です。米国コミコンの熱気は体験済みですが、日本ではさらに盛大なイベントに成長すると確信しています。今回の展示で、映画『鋼の錬金術師』の衣装から映画のリアルな世界観を感じていただき、作品そのものへも是非ご期待ください。
衣装デザイン・西原梨恵コメント
舞台はアメストリスという架空の国。衣裳にリアリティを持たせる為、原作のモデルともなった19世紀の産業革命時代の軍服、中世の甲冑などを参考にし、動きやすいフォルムに仕上げました。ウエストは締まって見えるように肩幅のバランスを調整。スカートはドレープが綺麗に見えるように何種類かの素材を使用し、動きの中に勇ましいエレガントさが出るよう心掛け、監督と相談しながら、理想の素材、色を引き出すまで試していきました。アメストリス国が本当に存在し、また未来に存在する国のように、登場人物が浮き上がって見えたら嬉しいです。
東京コミックコンベンション2016
期間
2016年12月2日(金):17:00~20:00(プレビューデー)
2016年12月3日(土):10:00~19:00
2016年12月4日(日):10:00~18:00
会場:千葉県・幕張メッセ 国際展示場 9・10
主催:東京コミックコンベンション実行委員会
映画「鋼の錬金術師」
2017年12月全国ロードショー
スタッフ
監督:曽利文彦
原作:「鋼の錬金術師」荒川弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
エグゼクティブ・プロデューサー:濱名一哉
キャスト
エドワード・エルリック:山田涼介
ウィンリィ・ロックベル:本田翼
ロイ・マスタング:ディーン・フジオカ
マース・ヒューズ中佐:佐藤隆太
リザ・ホークアイ中尉:蓮佛美沙子
マリア・ロス少尉:夏菜
グレイシア・ヒューズ:原田夏希
ショウ・タッカー:大泉洋
ドクター・マルコー:國村隼
ハクロ将軍:小日向文世
ラスト:松雪泰子
エンヴィー:本郷奏多
グラトニー:内山信二
コーネロ教主:石丸謙二郎
(c)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (c)2017映画「鋼の錬金術師」製作委員会