「テニミュ」新リョーマ、オーディション時にラリーしながらボイパを披露

許斐剛原作によるミュージカル 「テニスの王子様」のトークイベントが、去る12月17日、幕張メッセにて開催されている「ジャンプフェスタ2017」のネルケプランニングブースにて行われた。

ステージには越前リョーマ役の阿久津仁愛、手塚国光役の宇野結也、佐伯虎次郎役の二葉要が登壇。稽古場の様子や、合宿を経てキャスト同士が仲良くなったエピソードなどを語った。続いては「サイコロトーク」のコーナーに。サイコロの目にはさまざまなテーマが書かれており、出た目のお題について語るという主旨だが、当たり目が出ると乾貞治役の加藤将が作った特製乾汁を飲むことになる。阿久津は「六角・(黒羽春風役の)陽向君に一言」の目を出し、「みんなに対する愛があって、すごくアドバイスしてくれるのですごく支えになってます」と陽向について感謝を述べた。

「青学・(不二周助役の)定本君に一言」の目を出した宇野は、「かわいいですね。いつも眠そうなんですけど芝居が大好き。彼が青学で頼れる存在。六角戦でも彼のカッコいい姿が見れるんじゃないでしょうか」と期待を煽る。最後に二葉が「自分で振るのもあれなんで、結也振って」と頼むと、宇野は当たり目を上に向けたまままま、サイコロを床に叩きつける。まんまと乾汁を飲むことになった二葉だったが、文句を言いながらもすべて飲み干してみせた。

オーディションの際に披露した特技の話に及ぶと二葉は、阿久津がオーディションでボイスパーカッションをしながらテニスのラリーをやってみせたことを明かす。「ボイパのレベルが高くて、俺、普通に拍手しちゃったもん」と阿久津を絶賛すると、この場でボイパを披露する流れに。見事なパフォーマンスに、客席からは拍手が沸き起こった。そのほかイベントでは、サイン入りチェキが観客にプレゼントされるじゃんけん大会などが行われた。

最後にキャスト陣が役柄のセリフを交えて挨拶。二葉は「本番に向けて必死に稽古も積んでますので、ぜひその頑張りを劇場で見ていただければ」「ダメじゃん、俺をフリーにしちゃ」、宇野は「日を追うごとに『テニスの王子様』という作品の偉大さを感じています。それも皆さんのおかげです。皆さんのために全力をつくして公演がんばって参ります」「規律を乱す奴は許さん」、阿久津は「新青学、そして六角公演、全力で取り組んでいきます。応援よろしくお願いします」「俺は上に行くよ」と締めくくった。

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角」は12月22日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕。その後大阪、愛知、宮城、福岡を巡演し、2017年2月に東京凱旋公演を行う。大千秋楽公演は全国の劇場にてライブビューイングも開催される。

(c)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (c)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

(2016/12/18 09:00)

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