テニミュ、フレッシュな新青学の六角公演が開幕!アンコール曲も一新

許斐剛「テニスの王子様」を原作とした「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角」が、本日12月22日にTOKYO DOME CITY HALLにて開幕。初演前には、同会場にて公開通し稽古が行われた。

2014年に始動し、これまで不動峰公演、聖ルドルフ公演、山吹公演、氷帝公演と4回の本公演を行ってきたテニミュ3rdシーズン。8代目青学は前公演で卒業し、青学メンバーは今回の「青学vs六角」で新たなキャストに一新された。関東大会準決勝に進んだ青学の前に立ちはだかるのは、全国レベルの実力を持つ千葉の古豪・六角。顧問手製の木製ラケットを使用し、家族的な一体感が特徴の学校だ。3年の首藤聡はミュージカル初登場のキャラクターとなる。本公演では8曲の新曲をお披露目。約1時間55分の2幕構成で上演される。

冒頭では跡部が1人で現れたかと思うと、次々と青学、氷帝のメンバーが登場し、2校の戦いをダイジェストで表現。定番のオープニングでは青学レギュラー陣が新曲をフレッシュに披露し、六角は楽しく明るい楽曲で舞台を盛り上げる。関東大会準決勝へと進んだ青学だったが、部長・手塚は肩の怪我の治療のために九州へと発つことに。残された部員たちは手塚のいない穴を埋めようと切磋琢磨する。六角戦では河村と桃城、黒羽と天根がパワー勝負のダブルス対決を見せ、不二・菊丸ペアが佐伯・樹ペアに挑む。プレッシャーがかかるほど力を発揮するという、六角の1年部長・葵と戦うのは、2年の海堂薫だ。試合シーン以外にも、氷帝のパフォーマンスも見どころ。榊監督と会話する氷帝メンバーの日替わり演出や、跡部の唯一無二の存在感を表現した新曲などが用意された。また一新されたアンコール曲では、それぞれのキャラクターの決めセリフを用いて、観客とのコール&レスポンスを楽しむ箇所も。

公開稽古終了後の囲み取材には越前リョーマ役の阿久津仁愛、手塚国光役の宇野結也、葵剣太郎役の矢代卓也、佐伯虎次郎役の二葉要が登壇した。意気込みを問われると阿久津は「今回は新青学として初公演となりますので何事にも全力で取り組んでいきたいと思います」、宇野は「新たなメンバーでの公演なので、フレッシュな気持ちを持って、全身全霊、1公演1公演がんばって参ります」と緊張の面持ちで挨拶。また矢代は「六角のパワー、情熱、そして笑顔を皆さんに届けられるような公演にしていきたいと思います」、二葉は「氷帝公演と違って六角公演は暖かさとか明るさが重要になるので、そこを存分に発揮して皆さんを笑顔にしたいと思います」と、六角中の特徴をアピールする。

また公演の見どころを、阿久津は「生意気で負けず嫌いなリョーマがプレッシャーを感じるシーンがあるので、そこでリョーマの気持ちになってみていただけたらいいなと思います」、宇野は「部長不在という中で(青学レギュラー陣の)各々が新たな壁にぶつかって、立ち向かって乗り越えようとする姿が印象的だと思います」と、それぞれ演じるキャラクターについて言及。矢代は「首藤聡が加わりました」とミュージカル初登場となる新キャラクターについて触れ、「日替わりネタもあるので、日々違う六角公演を楽しんでいただけたらなと思います」とコメントし、二葉は「新曲が8曲も入っていますので、今までのテニミュを支えてくださったファンの方々も新鮮な気持ちで楽しめると思います」と期待を煽る。

最後にファンへのメッセージを求められると、二葉は「六角公演は楽しさとか明るさがキーポイントだと思います。僕たち自身は楽しむ準備万端なので、その気持ちをお客さまと共有して、全公演、最高の笑顔で帰れるようにしたいと思います」、矢代は「六角公演は楽しいのがモットーだと思うので、遠くにいる1人ひとりに笑顔を届けられるような公演にしたいと思います。ぜひ楽しんでください」と語る。宇野は「舞台に立てることが喜びというか、うれしいです。新たなメンバーで3rdシーズンを盛り上げられるよう全身全霊がんばって参ります」と喜びを露わに。阿久津は「稽古や合宿で学んだことをしっかりと全力で尽くし、そして8代目の古田一紀さんが言っていた『1公演1公演、熱を持って』という言葉を意識してがんばっていきたいと思います」と初々しく挨拶。最後に締めくくろうと「ぜひ……」と言ったところで次の言葉を忘れてしまう場面も見られたが、沈黙の後、慌てて「ぜひ、ご期待ください!すいません!」と照れ笑いして会見は終了した。

「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学vs六角」は本日より12月25日までTOKYO DOME CITY HALLにて上演されたのち、大阪、愛知、宮城、福岡を巡演。そして2017年2月9日から12日まで、同じくTOKYO DOME CITY HALLにて凱旋公演が行われる。大千秋楽公演は日本全国、香港、台湾の映画館にてライブビューイングも実施。チケットのプレオーダーは1月9日まで受け付けており、1月21日に一般発売される。

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 青学(せいがく)vs六角

東京公演
期間:2016年12月22日(木)~ 25日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

大阪公演
期間:2016年12月30日(金)~ 2017年1月8日(日)
会場:大阪メルパルクホール

愛知公演
期間:2017年1月20日(金)~ 22日(日)
会場:日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

宮城公演
期間:2017年1月28日(土)~ 29日(日)
会場:多賀城市民会館 大ホール

福岡公演
期間:2017年2月3日(金)~5日(日)
会場:キャナルシティ劇場

東京凱旋公演
期間:2017年2月9日(木)~12日(日)
会場:TOKYO DOME CITY HALL

キャスト

〈青学〉
越前リョーマ:阿久津仁愛
手塚国光:宇野結也
大石秀一郎:松村優
不二周助:定本楓馬
菊丸英二:永田聖一朗
乾貞治:加藤将
河村隆:鈴木雅也
桃城武:吉村駿作
海堂薫:牧島輝
堀尾聡史:相馬眞太
加藤勝郎:奥井那我人
水野カツオ:畠山紫音

〈六角〉
葵剣太郎:矢代卓也
佐伯虎次郎:二葉要
黒羽春風:陽向謙斗
天根ヒカル:坂垣怜次
樹希彦:高木眞之介
木更津亮:佐藤祐吾
首藤聡:千葉冴太

〈氷帝〉
跡部景吾:三浦宏規
忍足侑士:井阪郁巳
宍戸亮:小早川俊輔
向日岳人:北乃颯希
芥川慈郎:田村升吾
滝萩之介:山崎晶吾
樺地崇弘:八巻貴紀
鳳長太郎:渡辺碧斗
日吉若:内海啓貴

原作:許斐剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ・コミックス刊)
チケット料金:6000円(全席指定)

(c)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト (c)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

(2016/12/22 21:00)

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