70年代の「パロディ」扱う企画展、赤瀬川原平や長谷邦夫のマンガ原稿も

パロディをテーマとした企画展「パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右」が、東京・東京ステーションギャラリーにて2月18日から4月16日まで開催される。

この展覧会は1970年代、テレビや雑誌などを通じて流行したパロディを、当時の視覚文化を通じて振り返り、その技術や形式を改めて検討するもの。あえて特定の時代に焦点を絞ることで、具体的な表現と社会との関わりをあぶり出していく試みだ。

会場には赤瀬川原平や横尾忠則らによる、約300点もの資料や作品を展示。絵画、グラフィック、テレビ映像、裁判記録のほか、マンガ分野からは月刊漫画ガロ(青林堂)で発表された赤瀬川の「おざ式」、長谷邦夫がCOM(虫プロ商事)に執筆した「バカ式」「ゲゲゲの星」「おそろち」「色ゲバ」といった作品の原稿が並ぶ。

会期中には南伸坊、夏目房之介、会田誠らによるトークイベントも実施される。詳細は今後、東京ステーションギャラリーのイベントページにて告知予定。

パロディ、二重の声 ――日本の一九七〇年代前後左右

会期:2017年2月18日(土)~4月16日(日)※3月20日(月)を除く月曜日および3月21日(火)休館
時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで、金曜日は20:00まで開館
会場:東京ステーションギャラリー
入館料:一般900(800)円、高校・大学生700(600)円、中学生以下無料 ※カッコ内は20名以上の団体料金、障がい者手帳等持参者は100円引き(介添者1名は無料)

(2017/1/11 17:59)

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