手塚治虫の異色作「上を下へのジレッタ」舞台版、中川翔子や浜野謙太らが脇に

手塚治虫原作による舞台「妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』」の全キャストと公演スケジュールが明らかになった。

関ジャニ∞の横山裕が、才気と野心に溢れた主人公のダークヒーロー・門前市郎を演じる本作。空腹になると絶世の美女に変身する歌手・小百合チエ役に中川翔子、チエの恋人で、妄想の世界“ジレッタ”を生み出す物語のキーパーソン・山辺音彦役には浜野謙太が決定した。また門前のブレーンで、元恋人の間リエ役は本仮屋ユイカ、門前が再起をかけてアメリカから来日させた大物ミュージカルスターのジミー・アンドリュウス役は馬場徹が担当。門前のライバルである大手芸能プロダクションの社長役には銀粉蝶、門前の依頼でジレッタのスポンサーとなる有木足役には竹中直人がキャスティングされた。

公演は5月7日から6月4日まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて、6月10日から19日まで大阪・森ノ宮ピロティホールにて実施。チケットはともに3月12日に発売される。なお「上を下へのジレッタ」が舞台化されるのはこれが初めて。脚本・演出に倉持裕を迎え、歌とダンスを取り入れた“妄想歌謡劇”として上演される。

1968年から週刊漫画サンデー(実業之日本社)に連載された「上を下へのジレッタ」は、今日では現実となったヴァーチャル・リアリティの世界を、文明批判とともに活写した異色作。業界を追われたテレビディレクター・門前市郎が、誰でも体験できる妄想の世界“ジレッタ”を発見したことから起こる大騒動を描く。

シアターコクーン・オンレパートリー2017「妄想歌謡劇『上を下へのジレッタ』」

東京

日程:2017年5月7日(日)~6月4日(日)
会場:Bunkamura シアターコクーン

大阪

日程:2017年6月10日(土)~19日(月)
会場:森ノ宮ピロティホール

キャスト

原作:手塚治虫
脚本・演出:倉持裕
音楽:宮川彬良
出演:横山裕、中川翔子、浜野謙太、本仮屋ユイカ、小林タカ鹿、玉置孝匡、馬場徹、銀粉蝶、竹中直人ほか

(2017/1/16 14:13)

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