江口寿史、ヤマシタトモコら豪華講師に学ぶ「ひらめき☆マンガ教室」生徒募集

西島大介と、ライターやマンガ原作者として活躍するさやわかが主任講師を務める「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」が開講する。その第1期生の募集が、本日1月17日にスタートした。

第1期の開講期間は、4月から2018年3月までの12カ月間。今井哲也、江口寿史、こうの史代、コヤマシゲト、師走の翁、田亀源五郎、TAGRO、武富健治、ヤマシタトモコ、横槍メンゴほかゲスト講師を招いて、全14回の授業を行う。受講生は「ひらめき☆マンガ家育成サイクル」に基づき、10のネームとアピール文を提出する必要があり、すべての提出物は専用サイトで公開される。最終講評会には選考委員として、現役のマンガ編集者が来場。選考委員は各自「自社でデビューさせたい!」と思う受講生をひとり選出し、合議のうえ最優秀作を決定する。また受講生は、その場で各編集者と作品の発表について交渉する権利を得る。受講料は23万5440円で、生徒の定員は30名。応募締め切りは2月28日だが、先着順につき、予定人数に到達次第受け付けは終了する。

1月20日には「ひらめき☆マンガ教室キックオフイベント」が東京・ゲンロンカフェにて開催。当日に会場で受講の申し込みを行うと、イベント前売りチケット料金分の2600円が講座料金から割り引きとなる。チケットはPeatixで販売されており、イベントの模様はニコニコ生放送でも有料で配信される。詳細は公式サイトにて確認を。

なお西島とさやわかは、2009年から講談社BOX主催のマンガスクール「西島大介のひらめき☆マンガ学校」でも講師を務めていた。その生徒のふみふみこ、米代恭、mot、木村勇、しまどりる、および正規の生徒ではないが西島門下生である西尾雄太が「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」開講に寄せた告知ビジュアルを執筆している。またDJまほうつかい(西島)と姫乃たまによるユニット・ひめとまほうが手がける校歌も、音声ファイル共有サービスのSoundcloudで公開中。

主任講師・西島大介コメント

この「ひらめき☆マンガ教室(旧・マンガ学校)」が始まったのは、
「僕がマンガ家になれたのだから、マンガ家なんて意外と簡単なのでは?」
という疑問から始まっています。精神論と技術論で語られがちなマンガですが、
「論理」を使えばマンガを描くことは意外と簡単だし、マンガ家になることはもっと簡単で、
選択肢は無限。究極的には絵筆を持つ必要すらなくて、
ゲンロンスクール的に言えば「哲学」によってマンガ家は生まれるし、
マンガ家以外にもなれます。テーマは多様性。
このスクールは西島みたいなマンガ家を育てるのではなく、西島以外の可能性を探る冒険です。
多様なゲスト講師を招きながらも、主役は生徒の皆さん。
それぞれの形でさくっとマンガ家(とそれ以外)になっちゃおー!

主任講師・さやわかコメント

この「ひらめき☆マンガ教室」、まずはゲスト講師陣の豪華さが目を惹くのは間違いないと思います。
こんな機会は絶対に、二度とない。この講座も一回きりのものです。
だから、マンガに少しでも興味がある人に来てほしいのです。しかも、この講座は彼らに、
単に創作秘話を語ってもらうとか、
ペンを使う上での技術だけを伝授してもらおうというものではありません。
西島・さやわかが7年にわたって続けている「ひらめき」の精神で組まれたカリキュラムは、
人気マンガ家たちが間違いなくマンガの「今」を捉えて
作家として活動しているということを明らかにしていきます。
キックオフイベントではそのへんを熱っぽく語りますので、
やはり少しでもマンガに興味がある人、絶対に来てください!

(2017/1/17 18:53)

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