舞台「初恋モンスター」開幕!荒牧慶彦が「役者の醍醐味」とランドセル姿披露

日吉丸晃原作による舞台「TEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』」が、本日3月3日に東京・品川プリンスホテル クラブeXにて開幕。ゲネプロ公演と合わせて囲み取材が行われた。

囲み取材の冒頭、MCの「5年1組、高橋奏くん!」のかけ声に、「はい!」と元気よく答えて荒牧慶彦演じる高橋奏が登場。「『初恋モンスター』舞台初日ミッションに向けて、今回は舞台、おめでとうございます! 本当におめでたいと思います。なぜかというと、今日はいよいよ待ちに待った舞台だからです」「ドキドキしています。僕の予想だと大成功すると思います。なぜかというと、1カ月くらいすごく練習を結構がんばったので、今日もみんなとがんばれると思うからです」と小学生らしい作文を読み上げる。そして「俺の親友のカズと華すみ荘に住んでる耕太を呼びたいと思います。カズー、耕太ー! 写真撮るってー!」と呼びかけ、篠原耕太役のゆうたろう、野口一男役のシェーンが登壇。脚本・演出の川尻恵太も加わり、囲み取材がスタートした。

荒牧は「いよいよ待ちに待った、僕自身初めての座長公演です」と緊張した面持ち。「みんなで稽古したことを、さっきの作文のとおりがんばるだけです」と意気込んだ。シェーンは2004年生まれの12歳。「今回、僕は初舞台なんですが、お客様に楽しんでいただけるよう一生懸命がんばります」と堂々とした受け答え。また同じく初舞台のゆうたろうも「お客さんにまた来たいと思ってもらえる舞台にしようと思ってがんばります」とコメントした。

川尻は「荒牧くんの初座長公演、シェーンとゆうたろうくんの初舞台。『初恋モンスター』ということで、多くの“初”がついたタイトルです」と語り、「僕も“初”を探したところ、この円形劇場で公演するのは初めて」と品川プリンスホテル クラブeXの円形ステージに言及。「ただの円形ではなく、奥側にもステージがある。(円形ステージと奥のステージで)同時進行したりして、どの角度から見ても奥行きがある舞台です。舞台『初恋モンスター』は人間関係が割と複雑なので、お客さんが見る席によってはそこから見えるキャストの表情が違ったり。見る角度によって、得られる情報がちょっとずつ違うんです」と見どころを明かした。

また荒牧も本作について「高橋奏はヒロインの二階堂夏歩と恋をするんですけど、最初は自分自身で恋とは思っていなかった気持ちが、どんどん夏歩に向かっていく。甘酸っぱい初恋の気持ちの変化、小学生ならではの感情の表し方。そんな奏の成長ストーリーを見ていただければ」と期待を煽る。さらにランドセルを背負いながら囲み取材に応じていた荒牧は「大人になってランドセルを背負うのは、爽快感がありますね」とサラリ。「普通に生きてたら(27歳で)背負うことはない。こういう経験ができるのは役者の醍醐味、2.5次元のキャラクターものを演じる上での役得です」と語ったが、「高橋奏を演じているときは、気持ちは奏なので違和感はないんですけど、今こうして(記者たちに)見られているときは違和感しかないですね」と照れ笑いを浮かべた。

ARIA(講談社)にて連載中の「初恋モンスター」は、小学生に見えない小学5年生の奏と女子高生・夏歩の前途多難な恋をハイテンションで描くラブコメディ。荒牧が高橋奏、奥田こころが二階堂夏歩を演じる「TEEN×TEEN THEATER『初恋モンスター』」ではお互いを理解し合おうとしてから回る2人を軸に、小学生ならではの下ネタを交えながらマイペースに奏と夏歩を応援する小学生たちや、それぞれの恋心や思惑を隠す大人たちが入り乱れて物語が展開。ノリのいい曲やダンス、そしてだるまさんが転んだ、縄跳びなど遊戯シーンも見どころだ。

TEEN×TEEN THEATER「初恋モンスター」

日程:2017年3月3日(金)~12日(日)
会場:品川プリンスホテル クラブeX

スタッフ

原作:日吉丸 晃(講談社「ARIA」連載)
脚本・演出:川尻恵太(SUGARBOY)
音楽:あらいふとし+ミヤジマジュン
振付:Q-TARO

キャスト

高橋奏:荒牧慶彦

二階堂夏歩:奥田こころ

金子十六:佐川大樹
三宮銀次郎:神里優希
野口一男:シェーン

篠原耕太:ゆうたろう
多賀敦史:小野健斗
長澤嵐:田中涼星
二階堂大谷:星乃勇太

花塚廉太郎
北川雄也

高橋修吾:郷本直也

(c)日吉丸 晃/講談社 (c)日吉丸 晃/講談社「初恋モンスター」舞台製作委員会

(2017/3/3 19:00)

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