ミステリマガジンで「金田一少年」以降のミステリ&推理マンガを特集

本日5月25日に発売されたミステリマガジン7月号(早川書房)にて、「このミステリ・コミックが大好き!」と題した特集が組まれている。

この特集では1992年に連載が始まった、天樹征丸原作によるさとうふみや「金田一少年の事件簿」以降を「本格ミステリ・コミック、推理コミックのあらたな時代」と定義。現在に至るまでのマンガ50作をピックアップし、「ミステリ・コミック50選」として紹介している。またホームズ研究家でもある作家の北原尚彦と、SFやミステリの復刊を手がける編集者・日下三蔵が対談で登場。「『金田一少年の事件簿』~現在まで」をテーマに、青山剛昌「名探偵コナン」から白井カイウ原作による出水ぽすか「約束のネバーランド」、竹内良輔構成による三好輝「憂国のモリアーティ」など幅広い作品についてトークを展開した。さらに坂田靖子、金平守人、西川魯介、小道迷子、矢寺圭太、森田崇、赤井さしみ、cocoの8名が、ミステリ愛に溢れた描き下ろしマンガを寄稿している。

そのほかミステリマガジン7月号では、高橋葉介のマンガ家生活40周年を記念した小特集を掲載。早川書房が刊行している高橋作品のブックガイドに加え、40周年にちなんだ高橋への40問40答インタビューが行われた。また、2月11日に逝去した谷口ジローの追悼特集も。谷口が手がけた小説のカバーイラストをピックアップして紹介しているほか、2011年の特集「なぜハメットが今も愛されるのか」に寄稿されたエッセイとイラストが再掲載された。

(2017/5/25 19:13)

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