映画「先生!」現場レポ、生田斗真と広瀬すずが“クラシカルな恋愛”繰り広げる

河原和音原作による実写映画「先生!」の撮影が、2016年11月に岡山県内の高校で行われた。コミックナタリーでは撮影現場の様子をレポートする。

「先生!」は高校生の島田響と彼女が通う高校の男性教師・伊藤先生との恋を描いた青春恋愛もの。別冊マーガレット(集英社)にて1996年から2003年まで連載され、単行本は全20巻で刊行された。10月28日に公開される映画版では生田斗真が伊藤、広瀬すずが響を演じているほか、竜星涼、森川葵、健太郎、中村倫也、比嘉愛未がキャストに名を連ねる。

この日の撮影には、生田と広瀬が参加。響が外廊下を走って中庭へ出る場面や、響がベンチで本を読む伊藤に目隠しをするシーン、伊藤の表情や手元など、さまざまな角度から2人の姿が撮影されていく。

役作りのため響と同じショートヘアにした広瀬は「響は行動力がすごくて、とにかくまっすぐで純粋。周りにはちーちゃんと浩介がいて、響はお兄ちゃんとお姉ちゃんに囲まれている末っ子のような感じがします。そんなほっこり感を原作と脚本から感じました。そういうのは大事にしたいなと思います」とコメント。原作は映画への出演決定をきっかけに知ったそうで「原作もリスぺクトしつつ三木(孝浩)監督の描く映画だけの世界観に浸りたいなと思っているので、読みながら撮影に臨もうと思いました」と述べ、「流行りの“壁ドン”などはありませんが、ときめきが日々あります」と撮影の様子を明かす。

そして三木孝浩監督は「すごく派手な出来事はない作品ですが、揺れ動く少女の繊細な部分をなるべく丁寧にすくい取りたい」と映画化にあたっての思いを語り、「どこかクラシカルな恋愛模様というか、そういう純愛を描きたいなと思っています」と意気込んだ。

(c)河原和音/集英社 (c)2017 映画「先生!」製作委員会

(2017/6/26 07:00)

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