「咲-Saki-阿知賀編」桜田ひよりら麻雀部女子が勢揃い「打ち方の癖研究した」

小林立、五十嵐あぐり原作による実写映画「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」の完成披露舞台挨拶が、本日1月11日に東京・新宿バルト9にて開催された。

「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」は、「咲-Saki-」の実写化プロジェクト第2弾。阿知賀女子学院麻雀部が、全国大会で激闘を繰り広げる様を描く。舞台挨拶には阿知賀女子学院、千里山女子高校、新道寺女子高校、白糸台高校のキャスト総勢18名と、監督の小沼雄一が集結し、福与恒子役の川口智美が司会を務めた。

高鴨穏乃役で初主演を務めた桜田ひよりは、「初めての主演は心からうれしかったし、緊張して不安もあったんですけど、現場に行くと皆さんが温かく迎えてくださったので、伸び伸びと演じることができました」と語る。また現場での思い出を聞かれると、松実宥役の渡邉幸愛が「空き時間は“1人壁ドン”をしていました。壁ドンって憧れがあるじゃないですか! でも今回キャストが全員女子だったので、自分たちで壁ドンから顎クイまでをやっていました」と話して笑いを誘い、無表情なキャラクター・鷺森灼役を演じた中山莉子は「現場が楽しかったので本当は一緒にワイワイしたかったんですけど、カメラが回っていないところでもみんなと距離を置いていました。鏡を自分に向けて『あなたは無表情じゃなきゃダメなんだぞ!』って唱えていました(笑)」と、役作りの苦労を明かした。

麻雀はほぼ初体験だったというキャストたちは、撮影の約1カ月前から練習を始めたという。大星淡役の志田友美は「私は馬鹿なんですけど、麻雀は頭を使うので、最後のほうまで意味が理解できなくて。ギリギリになって理解できたのでよかったです」と告白し、笑いを起こす。さらに「この中で最年長の23歳なんですけど、うまくごまかせてるかな……」と挨拶した白水哩役の高田里穂は、「みんなで(麻雀の)アプリをやっていました。一緒にいなくてもLINEのグループを作っていたので、学校関係なく、各々お家にいるときにやったりしていました」と回顧する。

また二条泉役の新井愛瞳は、小倉優香演じる清水谷竜華が咲良菜緒演じる園城寺怜に膝枕をするシーンを、劇中の見どころとして紹介。咲良は「優香ちゃんは、人に膝枕をするのが人生で初めてだったみたい。“最初”をいただいてすごくうれしかったです」と目を輝かせ、小倉は「(ひざ枕していて)なんか、愛しくなりました」と照れた表情を浮かべた。

役作りで苦労した点を聞かれると、阿知賀女子学院キャストがキャラクターの身長差について言及。桜田が「私が演じた穏乃は一番小さくて、139cmの設定で。ほかのみんなも台に乗ったり、靴を脱いだりして調節したので大変でした」と振り返る。そして身長142cmの鷺森灼を演じた中山も「実際にひざを曲げて歩いたりしていました! 横から見たら、(身長を低く見せようとして)顔が前に出ていた可能性もあります(笑)。それくらい気を付けてやっていました」と続けた。

最後に小沼が、前作「咲-Saki-」のエンディングを振り返り「1作目は“続編があるっぽい終わり方”だったんですが、日本映画界には続編を匂わせて終わると、その続編が作られないというジンクスがある。それを乗り越えてこの第2弾を作ることができて本当にありがたいです」とファンへ感謝を述べる。そして桜田が「みんな自分の役を愛していて、声のトーンや座り方、麻雀の打ち方の癖をすごく研究したので、そういうところにも注目してもらいたいです。あとはやっぱり、皆さん推しのメンバーがいらっしゃると思うので、その子の目線で応援してもらいたい」と話し、イベントを締めくくった。

「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」は1月20日より全国ロードショー。

(c)小林 立/SQUARE ENIX・「咲阿知賀編」プロジェクト (c)Ritz Kobayashi/SQUARE ENIX (c)Aguri Igarashi/ SQUARE ENIX

(2018/1/11 23:04)

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