絶望の老人介護施設を描くホラーサスペンス、吉田薫「臨終の要塞」上下巻

吉田薫「臨終の要塞」上下巻が、本日9月12日に発売された。

「臨終の要塞」は、老人を搾取し、傷つけた若者を収容する人体実験場「羽部園」を舞台にしたホラーサスペンス。献身的に祖母の自宅介護を続けてきたミノルは、偶然にも「羽部園」に収容されてしまい、高齢者疑似体験「ウラシマ」という施術で85歳の老人のように変わり果ててしまう。「羽部園」での生活を続けるうち、この施設の真相を知ったミノルはここを潰すことを決意するが……。果たしてミノルは絶望の老人介護施設から脱出できるのか。

(2018/9/12 15:02)