舞台「暁のヨナ」本日開幕!生駒里奈、約2時間半のヨナの旅を「楽しんで」

草凪みずほ原作の舞台「暁のヨナ~緋色の宿命編~」が、本日11月15日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて開幕。これに先駆けて、囲み取材と公開ゲネプロが行われた。

「暁のヨナ」は謀反により父王を殺された高華国の王女ヨナが、専属護衛のハクや神官に仕えるユンと共に“伝説の四龍の戦士”を探し、過酷な運命に立ち向かう大河ファンタジー。このたびの舞台ではヨナ役を生駒里奈、ハク役を矢部昌暉(DISH//)、キジャ役を山本一慶、ジェハ役を西川俊介、シンア役を奥谷知弘、ゼノ役を木津つばさ、ユン役を樋口裕太、スウォン役を陳内将が演じている。

生駒は国を追われたヨナが、ハクたちとの旅を通じてたくましく成長していく姿を力強く表現。また矢部は"雷獣"と呼ばれるほどに強く、ヨナの側を片時も離れないハクをパワフルな殺陣を交えながら熱演した。さらにハクと共にヨナを守る“四龍の戦士”キジャ、ジェハ、シンア、ゼノらのアクションも見どころのひとつだ。

囲み取材には生駒、矢部、山本、西川、奥谷、木津、樋口、陳内が登壇。生駒はヨナについて「(本作は)ヨナの成長物語でもあるので、ヨナがどうやって1人の女性として成長していくかが見どころ」と語り、「ヨナはあまりないのですが、みんなアクションが多い中で、こうやって全員揃って元気に初日を迎えることができてうれしいです。精一杯がんばります」と意気込んだ。矢部は「ハクをはじめ、四龍もそれぞれの力を使って戦ってますので、迫力のあるアクションが魅力」とアピールし、「1カ月間みっちり稽古をしてきた成果や、旅の一行の仲の良さをステージ上で表現できれば」と語った。

右手に龍の力を持つキジャを演じる山本は「キジャは右手が大きくなるという設定があるので、それがどう舞台で生かされ、どのように演出されるが見どころです」と述べ、「集中して稽古を積んできて、お互いに意見を言い合って仲を深めていったので、しっかり本番に向かってがんばっていきたいです」と仲間との絆を強調した。ジェハを演じる西川は「(築山万有美演じる)ギガン船長とジェハの絆も見どころ」と、緑龍らしいコメント。「ヨナ御一行の仲の良さ、ワチャワチャ感を観ていただけたら」と話すシンア役の奥谷は、「1回1回新鮮な気持ちを大切に挑んでいきたいです」と語った。ゼノ役の木津は「今回はマンガの1巻から7巻までを舞台にしているのですが、そこにはゼノは登場しません。舞台でヨナ御一行とゼノがどのようん絡んでいくのか、お楽しみに!」と期待を煽る。

ユン役の樋口は、2年前の初演にも同役で出演。自身が演じるユンの見どころについて「女装です! 以上です!」と断言し、会場の笑いを誘う。そして「“新生『ヨナ』”のカンパニーでは、生駒ちゃんらしいヨナが観せられると思いますし、素晴らしいものになっていると思います」とアピール。スウォン役の陳内は作品について「限りなくアナログでいろんな表現をします」と語り、「各々のシーンも見どころですが、シーンとシーンのつなぎ目をアンサンブルの方々が人力で転換してくださって、舞台セットもすごくきれいです。自分のシーンで言えば、微妙な衣装チェンジもありますし、細かな表情の変化を見ていただきたいです」と明かした。

最後に生駒は「初めましての方ばっかりだったけど、今はすごく大好きな人たちになりました。そんな人たちと作るヨナの旅をお客様にたくさん楽しんでいただけたらうれしいです」、矢部は「今までやってきたことすべてを出し切って、お客様に満足して帰っていただけるように突っ走るだけです」と取材を締めくくった。本作の上演時間は途中休憩15分を含む約2時間30分を予定。公演は11月25日まで。

舞台「暁のヨナ~緋色の宿命編~」

会期:2018年11月15日(木)~25日(日)
会場:EX THEATER ROPPONGI

原作:草凪みずほ(白泉社「花とゆめ」連載中)
脚本:早川康介
演出:大関真

キャスト

ヨナ:生駒里奈
ハク:矢部昌暉(DISH//)

キジャ:山本一慶
ジェハ:西川俊介
シンア:奥谷知弘
ゼノ:木津つばさ

ユン:樋口裕太
テジュン:釣本南
ギガン:築山万有美
クムジ:久ヶ沢徹

スウォン:陳内将

吉田晃太郎、佐藤賢一、大穂恭平、佐藤義夫、宮川連、三上真司、榮桃太郎、鈴木幸二、早川勇平、小島久人、伊藤智則、下田隼輝、轟大輝、瀬戸沙織、新貝紋加、安里唯、山崎愛華

※山崎愛華の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

(c)草凪みずほ・白泉社/舞台『暁のヨナ』製作委員会

(2018/11/15 21:32)

関連作品