松本梨香がクールジャパン・アンバサダーに、海外公演では日本語の大合唱に感激

松本梨香が10月1日付けでクールジャパン・アンバサダーに就任。本日10月21日、東京・竹本直一内閣府特命担当大臣室にてその任命式が行われた。

クールジャパンの発信力強化を目的に、国際的に発信力のある人物を中心として、日本ファンの外国人や海外で活躍する日本人が任命されているクールジャパン・アンバサダー。去る9月9日には平野綾が、ポップカルチャーの分野で初の日本人アンバサダーとなったばかりで、松本はそれに続く47人目のアンバサダーとなる。

アニメ「ポケットモンスター」のサトシ役、また同作の主題歌などで世界的に知られている松本。竹本大臣は松本の任命理由を「世界的に有名ですし、子供たちのファンが多いですから。日本のファンをどんどん作っていただきたい」と説明する。任命状を受け取った松本は「『がんばっているね』と言ってもらった気がして、ちょっと感動して泣きそうになっちゃいました」と胸の内を吐露。「自分なりにできることをがんばって、『日本って素敵なところだよ』というのを伝えて、日本の文化、そして人を愛してもらえるよう、海外に発信していければと思います」と意気込んだ。

歌手としても精力的に海外公演を行っている松本。大臣室では10月5日に中国・上海でライブをした際の写真や、和太鼓や殺陣などの日本文化を交えたライブパフォーマンスの映像を見せながら、これまでの活動を竹本大臣に紹介する。海外公演で印象的だったことについて聞かれると、松本は「自分から『歌ってくれ!』と言わなくても、みんな日本語で大合唱してくれるんです。海外の方が、日本語で歌ってくださることがすごいなと思って、感激したことがあります」とコメント。また「私もその地方の言葉を覚えて話そうとするのですが、みなさん『日本語で話してくれ』とおっしゃるんです。みなさん日本語を学んでいて、サイン会でも日本語で話しかけてくださったりします」とうれしそうに話した。

任命式後、取材に応じた松本は「(クールジャパン・アンバサダーになったことを)すごく真摯に受け止めています。今までやってきたこととなんら変わらないですけれど、責任感が今まで以上に強くなったかもしれません」と決意を新たに。また「30年近く業界にいさせてもらってきたので、声優さんの友達がいっぱいいる。自分1人の力は小さいけれど、みんなにも賛同して手伝ってもらって、盛り上げていけたらと思います」と語った。

(2019/10/21 19:22)