「心を病んだ父、神さまを信じる母」問題を抱えた家族と“わたし”のエッセイ

ゆめの「心を病んだ父、神さまを信じる母」の単行本が、本日2月17日にイースト・プレスより刊行された。

「心を病んだ父、神さまを信じる母」は、作者・ゆめのの家族を題材にしたエッセイ作品。ゆめのの父は職場に馴染めず、抱え込んだ疎外感とストレスが原因で統合失調症になってしまう。母はクリスチャンで、神を信じない夫に信仰心をけなされながらも家族のことを思い、祈りを捧げる日々を過ごしていた。そんな中で父が“特別な声”を聞いたことから、状況は変化し始める。両親の問題を子供の立場から見ていた作者の不安な感情や、わからなくとも否定はしたくないという家族への思いを丁寧に描く。

(2020/2/17 19:19)