「泣き猫」同時再生で楽しめるオーコメ動画、志田未来や花江夏樹らキャストが参加

長編アニメーション「泣きたい私は猫をかぶる」より、キャスト参加のオーディオコメンタリー動画が、YouTubeのTWIN ENGINEチャンネルにて7月31日までの期間限定で配信されている。

Netflixにて独占配信中の同作と同時再生で、オーディオコメンタリーを楽しめる今回の動画。オーディオコメンタリーにはムゲ役の志田未来、日之出役の花江夏樹、深瀬頼子役の寿美菜子、伊佐美正道役の小野賢章らメインキャストが参加し、キャラクターのトリビアや、お互いの演技の印象などを語っている。さらに映像の途中では、志田、花江のサイン入り台本やオリジナルエコバッグが当たるクイズも実施。ハッシュタグ「#泣き猫オーコメクイズ」を付けて回答をTwitterに投稿すると、抽選で正解者に景品がプレゼントされる。

また監督の佐藤順一、柴山智隆からはファンへの感謝を伝えるコメントも到着。併せて公開された新イラストについて、佐藤監督は「イラストは、猫島から戻った後、雨で延期になったお祭りに4人が遊びに来たシーンです。ちょっと早く着いた頼子と伊佐美は少し出店を回ってから、ムゲと日之出を待っています。ムゲと日之出の仲は進んでるはずなのにやっぱり照れてる日之出が微笑ましいです」と込められた思いを語っている。

佐藤順一(監督)コメント

無事にNetflixでの配信が始まり、日本だけでなく世界の皆さんに観ていただくことができて、今は皆さんの反応一つ一つにハラハラドキドキの毎日です。
中学生の微妙な感情の揺らぎが軸の物語ということで、怒りも喜びも、好きや嫌いという思いも全てが未熟でもやもやしていて、でもだからこそ、そこがたまらなく愛しくもあってなかなかドラマとして演出しやすい方向、感情が弾ける方向に行ってくれず、苦労したことが思い出されます。しかし、そんなムゲや日之出たちの曖昧な感情に共感してくれる人が本当に多くて、この映画を作ってよかったと勇気づけられました。
猫のお面を捨てて現実のお面をつけてこれからもムゲたちは生きていきますが、それは僕たちみんな同じで普通の事、弱さを認める事は強さへの第一歩。人と人の距離感が難しい時代ですが、この映画が少しでも多くの人のささやかでも力になれる事を願っています。

柴山智隆(監督)コメント

ご視聴いただきありがとうございます。「無限大謎人間」というあだ名をつけられるようなムゲですが、謎な行動には理由があったりします。一度観ていただいた方は、ムゲや日之出たちの本音や表に出てない一面を知ってるので、二度目からは見え方がまた少し変わって面白いと思います。
後半、猫島に行ってからは夜のシーンが多いのですが、明るい視聴環境だと背景美術の細かな描き込みが少し見えにくくなります。

(c)2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

(2020/7/1 12:00)

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