私とペット 第14回 絹田村子×もる・めら

「おうち時間をともにする愛するペットを、思う存分自慢してもらいたい!」をテーマに展開中の、コミックナタリーのコラム連載「私とペット」。第14回には、「さんすくみ」「重要参考人探偵」などで知られる絹田村子が登場。2羽のインコ、もるちゃん&めらちゃんとの日常を語ってもらった。

取材・構成 / 増田桃子

名前

もるちゃん&めらちゃん

種別

2羽ともハネナガインコ属のアフリカ原産の中型インコ(オス)です。
もる=ネズミガシラハネナガインコ
めら=ムラクモインコ

アフリカンは基本的に神経質で臆病です。その分賢さもあります。
やや気分屋なところがあって、自分の世界を持っています。

誕生日 / 年齢

もる=約15~20歳?(今は動物愛護法で生年月日明記が定められているのですが、それ以前にお店に入ってきた鳥さんらしく不明です)
めら=11月26日生まれ。もうすぐ2歳。

初めて出会った日

もる=ふと立ち寄ったお店で出会い、数日後うちにお迎えしました。
めらはもるのお友達になってくれたらと思い、もるの1カ月後お迎えしました。
※しかしそんなに仲良しではない(笑)。

2羽とも家に来た日は微動だにせず、じっとしていました。

好きな食べ物

おやつのリンゴが2羽とも大好きです。
あとはひまわりの種も食いつきがいいです。

好きな遊び

もる=ダンボールをひたすら破壊。
めら=飛び回ること。木材を破壊。
基本的に破壊系は楽しいようです。
最近窓枠の木に目をつけられていて、阻止するのが大変です。
というか阻止できていません……。

チャームポイント

もる=頭のハチが張っているところ。しゃがれた話声。写真写りが悪いのかよく怖い顔と言われるんですが、会うとモフッとしていてかわいいですよ!本当に!
あと、私のことを恋敵と思っているらしく、ライバル認定するところです……。

めら=頭の黄色い羽。ムラクモインコの所以になっている部分です。(月に叢雲)
ハスキーボイスと、若いため羽がツヤっと美しいです。

好きなところ

もる=カキカキを要求する仕草。掻いてほしいところを自分でカキカキして要求します。
めら=お尻をふりふりするところ。オハヨウ!と言えばおやつがもらえると思ってひたすら言ってくるところ。

定番の過ごし方

鳥さんなので基本的にケージの中ですが、中にあるおもちゃを破壊したり、眠ったりしています。

ペットに対する思い

実家でもずっと鳥さん(とわんこ)と過ごしてきたため、いつかまた鳥さんと暮らしたいと思いお迎えしました。
生き物はまず最初にその性質などをよく理解してお迎えすることが大切だと思います。鳥さんだと温度管理が大切ですし、種類によって性格が違いますのでそれを理解して接してあげないといけません。
例えばうちの2羽の場合、放鳥時めちゃくちゃかまってあげるより、少し一緒に遊んで、時折そっとしておいて、それを人間が眺める……といった具合です。
私にとって存在そのものが癒しを与えてくれます。

読者へのメッセージ

世の中的にご自宅で過ごすことが多くなった方が多いと思います。
大変な反面、ペットがおられる方は共に過ごす時間が多くなり、微妙な体調の変化などに気付きやすくなったり、日中の様子などを知れたり、いいこともあるのかなと考えています。
何事もきっと悪いことばかりではない。そう気付かせてくれたのも、生き物たちのおかげかなと私は思います。

絹田村子(キヌタムラコ)

9月24日生まれ、奈良県出身。第36回コミックオーディション銀の花賞受賞を受賞した「道行き」が、月刊flowers2008年9月号(小学館)に掲載されデビュー。代表作に「読経しちゃうぞ!」「さんすくみ」「重要参考人探偵」などがある。現在、月刊flowersにて「数字であそぼ。」を連載中。

(2020/11/2 13:00)