「千と千尋の神隠し」舞台化!橋本環奈と上白石萌音のWキャストで来年2月より上演

スタジオジブリの劇場アニメ「千と千尋の神隠し」の舞台化が決定。橋本環奈と上白石萌音のダブルキャストで、2022年2月から3月にかけての東京・帝国劇場を皮切りに、大阪、福岡、北海道、愛知で上演される。

2001年に公開され、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞した「千と千尋の神隠し」。主人公の少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語だ。

構想から開幕まで5年の歳月をかけ、東宝創立90周年記念作品として上演される舞台版。翻案・演出は英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターで、ミュージカル「レ・ミゼラブル」の初演で潤色・演出を手がけたジョン・ケアードが担当する。なおケアードはもともと「千と千尋の神隠し」の大ファン。来日した際にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと対話、宮崎駿と対面し、舞台化の許しを得たという。

鈴木は「ジョンはいい奴です。ぼくも宮崎も彼のことを気に入りました。カオナシの貯金箱をあげたら、喜んでいた。今回の舞台で千尋を大きく育てて欲しい」とコメント。ケアードは「長い間、宮崎駿さんを映画界における卓越した天才、アニメ分野における最も偉大な主唱者だと考えてきました」と言い、「スタジオジブリ、その寛大かつ独創的なチーフ・プロデューサーである鈴木敏夫さんとの新たな関係を通じて、『東宝』の愛する友人たちとのパートナーシップを深めることを心待ちにしています」と述べる。また橋本からは「千尋役を演じさせて頂くと決まった後なんですが実家に帰った時、『千と千尋の神隠し』のパンフレットが出てきました。そのパンフレットを手に取りページを捲りながら、映画を観た時はまだ小学生だった私がこの千尋を演じるんだなと思うとまさに感無量の一言に尽きます」と、上白石からは「時代も国境も超えて愛され続ける作品の1ピースになれるのは大変光栄なことです。既に緊張していますが、素朴で勇敢な少女を、リスペクトを込めて演じさせていただきます」と意気込みが到着した。

舞台「千と千尋の神隠し」

時期:2022年2・3月
場所:東京都 帝国劇場

時期:2022年4月
場所:大阪府

時期:2022年5月
場所:福岡県

時期:2022年6月
場所:北海道 札幌

時期:2022年6・7月
場所:愛知県 名古屋

スタッフ

原作:宮崎駿
翻案・演出:ジョン・ケアード

キャスト

千尋:橋本環奈、上白石萌音

※宮崎駿の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

(2021/2/26 10:34)

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