「漁港の肉子ちゃん」約200Pのアートブックが映画公開日に発売、Web原画展も開催中

明石家さんまが企画・プロデュースを務める劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」のアートブックが、映画の公開日と同日の6月11日に発売される。

STUDIO4℃がアニメーション制作を担当し、渡辺歩が監督、「かぐや姫の物語」などで作画監督を務めたスタジオジブリ1期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督、「海獣の子供」「ドロヘドロ」の木村真二が美術監督を担当した「漁港の肉子ちゃん」。約200ページのアートブックにはキャラクター設定、小西による作画監督修正、木村による美術設定・背景美術などの資料が収められている。

またアートブック発売に併せ、木村による背景美術の一部を公開。肉子とキクコが暮らす漁船の全貌、生活感あふれる漁船内部の様子、肉子が働く焼肉屋「うをがし」の外観、時間の流れを感じさせるレトロな内観、氷川神社の鳥居が佇む背景などが披露された。木村はイメージの参考となった作品をジュリエット・ビノシュ、ジョニー・デップ出演の映画「ショコラ」であることを明かし、「あの映画は、一組の母娘が知らない土地に流れてきて、チョコレート店を開店するという、すごくいい話で。また色味も含めて、その町の雰囲気が素敵なんですよね。本作でも、そういうほのぼのとした田舎の風景を伝えられればと思いました」と語っている。

そのほか「女の子の人生を応援する」をミッションに掲げる下着ブランド・une nana coolと「漁港の肉子ちゃん」がタッグを組み、“女の子たちのありのまま、等身大の人生”を応援するキャンペーンを実施。6月18日までのキャンペーン期間中、ワコールのオンラインストアにて「女の子として生きる。」をコンセプトとした「364ブラ」を購入した人の中から抽選で20人に、アフレコ台本やムビチケなどがプレゼントされる。またキャンペーンサイトを閲覧した人全員にバーチャル背景3種とスマートフォン向け待ち受け3種を進呈。期間中はSTUDIO4°Cのオンライン原画展も展開されているので、気になる人は特設サイトにアクセスしてみよう。

西加奈子の同名小説を原作とした「漁港の肉子ちゃん」は、漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコを描くハートフルコメディ。声優として大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹らが出演する。

劇場アニメ「漁港の肉子ちゃん」

2021年6月11日(金)全国ロードショー

スタッフ

企画・プロデュース:明石家さんま
原作:西加奈子「漁港の肉子ちゃん」(幻冬舎文庫 刊)
監督:渡辺歩
キャラクターデザイン・総作画監督:小西賢一
脚本:大島里美
音楽:村松崇継
アニメーション制作:STUDIO4℃
配給:アスミック・エース
製作:吉本興業株式会社

キャスト

大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、中村育二、石井いづみ、山西惇、八十田勇一、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆

(c)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

(2021/6/7 17:08)