中村明日美子が装画を手がける、榎田ユウリによる小説「妖奇庵夜話」シリーズのオリジナルグッズが初めて発売される。
「妖奇庵夜話」シリーズは、妖怪のDNAを持つ茶道家の美青年・洗足伊織を主人公にした探偵小説。本日8月24日、最新刊の「ラスト・シーン」が刊行された。オリジナルグッズは「ラスト・シーン」で本編に決着がつくことを記念し登場したもの。カバーイラストの複製原画2種と、カバーイラストを用いたアクリルブロック2種が展開された。KADOKAWAのオンラインショップ・カドカワストアでは本日から9月7日まで予約を受け付け、商品は10月下旬より順次発送される。
中村明日美子コメント
妖奇庵シリーズをお読みくださりありがとうございます。
カバーイラストなどを担当させていただいております中村明日美子です。
この度は榎田ユウリ先生の20周年にこっそり名前を並べていただき恐縮です。
私自身どんなグッズがあったら良いかと尋ねられ、
お抹茶のお茶碗がいいと言ったら電話口で笑顔(の声色)で難色を示されまして、
グッズを考えるのはやはり難しいなと感じております。
個人的には1巻の表紙が一番気に入っていて、
私は妖怪では「けうけげん」が好きなのですがここでは描いていなくて、
どうして描かなかったのか今でもよくわかりません。
魔除け・厄除けにはいいかも?の妖奇庵グッズです。
何卒よろしくお願いいたします。
榎田ユウリコメント
いつも妖奇庵夜話シリーズのご愛読をありがとうございます。
このたび、中村明日美子先生のイラストによる、すてきなグッズが登場いたしました!
さあ、貴女のお部屋に美しい伊織先生を飾りませんか? たぶん妖しの類が来たら、お説教して追い返してくれます。美しいだけではなく、魔除け的な効能もあるなんて……!
アクリルブロックは、私自身が「デスクの上にこういうの置きたいなあ」と選びました。たとえ締切日を書いたメモだとしても、このアクリルブロックの下にあれば癒し効果が……ある……かもしれない……。
妖奇庵から生まれたキャラクターたちがこのようなグッズになり、みなさまの日々の暮らしにあることを想像するのは、作者としてとても幸福です。
伊織を、マメを、そして青目を、どうぞよろしくお願いいたします!
※「妖奇庵夜話」の奇は、王へんに奇が正式表記。