「鬼滅の刃」原画展が明日開幕、吾峠呼世晴描き下ろしイラストや無限城が体感できる空間も

吾峠呼世晴「鬼滅の刃」初の原画展「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」のメディア向け内覧会が、本日10月25日に東京・森アーツセンターギャラリーで開催された。

明日10月26日から12月12日まで森アーツセンターギャラリーで開催される同展は、「受け継ぐ」をコンセプトに吾峠の直筆原画を展示。また作品世界を表現した立体造形や鬼殺隊と鬼の決戦の舞台となった「無限城」を体感できる空間演出などが展開される。展示は「鬼滅の刃」の単行本表紙に囲まれた空間「【序章】煌(きらめき)~不滅への旅立ち~」からスタート。中央には単行本1巻の幕間に掲載された、炭治郎と禰豆子のイラストをもとにしたフィギュアが来場者を待ち受ける。

「【壱ノ章】絆(きずな)~兄と妹、そして仲間たち~」では、鬼殺の道を歩みだした竈門兄妹とその仲間たちの名場面を、キャラクター別にセレクトした原画を展示。炭治郎、禰豆子に加えて、善逸、伊之助、カナヲ、玄弥といった同期隊士を中心に名シーンを振り返る。また「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録」の巻末に掲載されたイラストをもとにした「鏡餅ごっこ」のミニフィギュアも見逃せない。続く「【弐ノ章】鬼(おに)~人の果て、悲しみの果て~」では、上弦の鬼と鬼たちを統べる宿敵・鬼舞辻無惨がお目見え。エリアの中央には、無惨の血と細胞を表現した「鬼舞辻無惨『血の支配』立体造形」が佇む。

さらに足を進めると「無限城」をさまざまな表現で再現した空間「【特別章】陰(かげ) 無限城顕現」に突入。異空間を操る鳴女が琵琶を奏で、「無限城」に入ったような感覚が味わえる。またその先には、産屋敷邸で相対した産屋敷耀哉と無惨が対峙する「【特別章】 光(ひかり)不滅」が広がる。

「【参ノ章】柱(はしら)~絶対なるその呼吸~」は、鬼殺隊を支える9人の柱が集結。煉獄杏寿郎、宇髄天元、伊黒小芭内、甘露寺蜜璃、時透無一郎、不死川実弥、悲鳴嶼行冥、胡蝶しのぶ、冨岡義勇の名シーンの原画が展示され、それぞれのエリア壁面上部には柱たちの呼吸をイメージした立体造形が並ぶ。そして「【肆ノ章】繋(つなぐ)~全てを懸けて~」は、鬼との戦いで命を落とした隊士たちの戦闘シーンを、彼岸花と灯篭の灯りとともに展示。大きくそびえる「『命』の大灯篭 立体造形」の演出にも注目だ。

続く「【伍ノ章】刻(とき)~千年の夜明け~」では、無惨と鬼殺隊との最終決戦を多数の原画と大判のグラフィックで展開。そして物語の結末を満開の藤の花で表現した「【終章】継(つぐ)~幾星霜を越えて~」では、炭治郎を人に戻すべく奮闘する隊士たちの姿が登場する。また本展初公開となる吾峠の描き下ろしイラストや、「善逸伝」「原画展特別編 大正コソコソ噂話」も披露された。

そのほか会場では本展覧会のオリジナルグッズを扱う公式ショップや、キャラクターをイメージしたフード・ドリンクが楽しめるコラボカフェ「『鬼滅の刃』展 鬼殺隊休憩処」も登場。同展は森アーツセンターギャラリーで開催されたのち、2022年7月14日から9月4日まで大阪・グランフロント大阪へ巡回する。

「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴原画展」

会期:2021年10月26日(火)~12月12日(日)
会場:東京都 森アーツセンターギャラリー

会期:2022年7月14日(木)~9月4日(日) ※会期中無休。
会場:大阪府 グランフロント大阪

(c)吾峠呼世晴/集英社

(2021/10/25 16:00)

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