京アニが江戸、明治、大正時代風のアニメ制作描いたTAAFメインビジュアル公開

国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」のメインビジュアルが公開された。

メインビジュアルの作成は京都アニメーションが担当。江戸、明治、大正の雰囲気の中でアニメの制作風景を表現することをコンセプトに、アニメ制作のさまざまな工程に勤しむ人々が描かれた。京都アニメーションは「今回のイラスト制作は、先人のアニメ制作を感じ取れたり、あるいは未来に想いを馳せたりできる楽しい作業でした。このメインビジュアルがTAAF2022を少しでも彩るものとなりましたら幸いです」とコメントしている。

「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」は2022年3月11日から14日までの4日間、東京・池袋にて開催を予定している。

京都アニメーションコメント

描かせていただいたメインビジュアルのコンセプトは、昔の日本(江戸、明治、大正)の雰囲気でアニメの制作風景を表現する、というものです。
また現在主流となったデジタルによる制作ではなく、昔ながらのセルアニメ制作を題材としています。
デジタル化が進んだ昨今、弊社でもセルによるアニメ制作を経験しているスタッフが少なくなりました。例えばセルに塗料で色を塗った後、発生した気泡を消すためにセルの裏側からヘラでトントン叩く、などというのは経験した人でないとわからないと思います。
メインビジュアル中央右上の女性がその作業をしています。誇張、ディフォルメ、簡略化して描いておりますが、実はそんな風にリアリティにこだわっております。
今回のイラスト制作は、先人のアニメ制作を感じ取れたり、あるいは未来に想いを馳せたりできる楽しい作業でした。このメインビジュアルがTAAF2022を少しでも彩るものとなりましたら幸いです。

(2021/10/26 12:00)