昭和バンカラ派 ~倉科遼Collection~
(完結)
司敬
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グループ・ゼロ
バンカラ道を生きるために,能登から金沢にやってきた南部修作。早速暴走族にさらわれようとしていた美少女・矢島智子を救い、他県からやって来た生徒の入る青雲寮まで案内してもらって一目惚れした。同じ新入生の下脇と一丸とともに寮の先輩たちの歓迎会の洗礼を受けるが、南部は全員を叩きのめしてしまう。すっかりワルの巣窟と化している成巽閣高校に入り、成巽閣四鬼(番長グループ。龍崎の飛龍隊、虎田の白虎隊、熊沢の羆隊、青雲寮の十文字の外人部隊を指す)相手に一歩も引かない豪胆さを見せ、各運動クラブの熱烈な勧誘を受けた。だが南部は、卒業生で寮の離れに寄宿しているタワシヒゲに乞われて、廃部していた応援部に『昭和バンカラ派』を立ち上げる。